2017年4月23日日曜日

イタリア紀行 其の3 ローマ Roma

 朝、宿から近かったこともあり、バチカン美術館に向かってみたが、もう長蛇の列で列に加わる気にもなれず通り過ぎた。その日の夕方、バチカンのサンピエトロ広場にも行ってみたが、こちらもまた長蛇の列であった。毎日毎日この調子なのだろう。ローマに来てバチカンに入らず帰国するとは、と言う気もしたが、また訪れる機会に、と思うことにした。左の逆光の中にあるのはサンピエトロ寺院。結局、ローマでは教会を回り建築や彫刻、絵画を見て回った。ローマの教会ではカラヴァジョやミケランジョロ、ラファエロが多く見られるのである。入場料は大抵無料だが、賽銭として1ユーロほど気持ちがあれば入れれば良い。混雑具合は超混雑というほどではなく、やや混雑と言ったところだ。その中で一番感銘を受けたのはサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会のカラヴァッジョ作、聖マタイの召命である。教会の中の作品は暗かったり、位置が高かったりしてよく見えないこともあるが、この作品はこの場に見事に調和していた。右上から入る窓の光が聖マタイにさしており、絵の中の光の描写と呼応し、独特の効果を出している。この作品の面白いところはキリストの側はキリストの時代の衣服を着ているが、マタイとその一群はカラヴァッジョの時代のイタリアの衣服を着ているのである。まるでキリストがカラヴァッジョの時代に降臨したかのよう。描かれたばかりの絵を見た当時の人の驚きを感じる。実は日を変えて2度見に来た。ちなみに賽銭1ユーロ入れると絵にライトアップする仕掛。

 ローマの有名美術館の一つボルゲーゼ美術館にも来た。さぞ長蛇の列か、と思いしや人もまばらで簡単に中に入れた。しかし、入場券を買おうとすると本日分は売り切れ、今買えるのは明後日の昼からの分だと言うことである。明後日の昼はイタリアにいない。電話でも予約できるので事前に電話されると便利ですよと言われてしまった。ここも次の機会があることを願うしかない。仕方がないのでボルゲーゼ美術館をスケッチした。それも裏側を。

I went to Musei Vatican a few minutes past 9 o'clock. A long queue was already made in front of the entrance. I did not have the motivation of joining it. At evening of same day, I came to Piazza San Pietoro but there was a long queue too. Maybe everyday is same as this day. If I have a chance to visit Roma, I would like to join the line. I visited many churches and saw paintings and sculptures. There are works of Michelangelo, Raffaello and Caravaggio in Roman church. One of the most impressive work for me was the calling of saint Matthew by Caravaggio at Contarelli Chapel in San luigi dei Francesi. This Painting is really harmonized with this chapel. The light from the upper window falls on the painting. The right mixes with the painted right and the rights shine on saint Matthew. Very impressive effect. Another distinctive feature is people in the group of saint Matthew wear clothes of Caravaggio's time. In contrast, Jesus and his follower wear that of Jesus's time. That made me feel like Jesus came to the time of Caravaggio. I had come twice to see this painting in my stay of Roma.
 The sketch of above is galleria Borghese. I drew it from the back. When I visited it, there was not queue. I could easily enter the galleria but a receptionist said admission was fully booked until day after tomorrow. I said I left Roma tomorrow. He said you had better reserve tickets by phone as you come again. A presto, Rome!

2017年4月21日金曜日

イタリア紀行 其の2 スペルロンガ Sperlonga


 この日はフォルミアから海岸線をバスに揺られ、ガエータのさらに奥にあるスペルロンガを目指した。バス代は往復で3.3ユーロ、片道4~50分。ただこの路線にはフォルミア駅前以外バス停の標識と言うものがなく時効表も貼られていない。要するに帰りのバスの時間が分からないのである。おそらく一時間に一本もバスはなく、最終を逃すと大変なことになる。帰りは夕方早めに来て待つしかない。バスは教会の廃墟の前で止まった。とりあえずバス停から階段を海に向かって降りる。澄んだ青く美しい海が目の前に広がってくる。海岸から旧市街の方を見ると、地中海の青い海に白い壁の家並みが美しく映えている。4月と言っても少しきついイタリアの日差しを感じながら、海に面した家並みを見上げスケッチした。旧市街の階段を登ったり降りたりして散策した後、昼食にティエーッラと言うパイのようなものを食べる。中身は蛸と野菜、イタリアで蛸が食べれて少し嬉しい。昼食後、更に旧市街の散策していると、青い空のもと強い陽射しを浴びボロボロと壁が剥がれた小さな教会に行き当たる。なんともイタリアの田舎的なその教会をスケッチした。スケッチしていると意外と人通りが多く、みんなスケッチブックを覗き込んでベーッロ(うまい)、ベーッロと言ってくれる。スケッチを終え教会の中に入る。白い壁のためか窓が少ないにもかかわらずとても明るい。そして何よりも小さい空間にもかかわらず、とても安らぎのある空間がそこにつくられていることであった。どうしてこんな空間をつくることができたのだろうか。ただしばらく席に着いて安らぎの中いた。もう少しいたかったがそうもいかないので、外に出てバス停へ向かう。朝バスを降りたあたりで通りすがった奥様にバスの時間を聞いたが知らないと言う。彼女が色んな人に聞いてくれて、僕は後を付いて回ったが皆知らないと言う。たぶん子供と年寄りしか使わないのだろう。時計を見ると4時、ひたすら待つことにした。40分ほどして逆方向に行くバスが来たので、運転手に聞くと、ここで待って入れば俺が戻って来るとのこと。教会の廃墟の前でひたすら待つ。5時15分ついにバスはやって来た。
 翌日はフォルミアからローマーに戻るべく昼ごろ鉄道の駅に向かった。切符を買ったら駅員がローマにはバスで行けと言う。なんのことだかわからない。ここは鉄道の駅のはずだ。そう言った駅員は指差して、あいつが英語がうまいから理由を聞いてこいと言う。その流暢な英語を話す駅員いわく、電車はトラブルがあって運休し、バスが代行すると言うことだ。だんだんと人が集まり出した。文句を言うような人もなく、予定時間を40分超えてバスは出た。気分を変えてバスの旅を楽しむことにしたが、来た時はローマから電車で1時間半だったが、帰りは3時間かかった。
The next day of I visited Gaeta, I came to Sperlonga by bus. I bought a return ticket for 3.3eur and it took 50 minutes from Formia. This bus route does not have time table on the bus stops that meant I could not know when the bus would come as I went back to Formia. Anyway I walked down stairs to the sea. The sky and the sea spread out in front of me. Shiny white walls of the old town were very attractive between the blue sky and the blue sea. I sketched the old town at a seaside. The sketch is above. I ate tiella of octopus for lunch. Not only Japanese who eat octopus, Italian too. The left sketch is a old tiny church I found in the old town. The wall is nicely lost its luster under the blue Mediterranean sky. Inside of it is amazingly peaceful place as not being able to depict by photos or paints. The room is very small and windows are few but the room is so bright because of surrounded by white walls. I sat on a bench and forgot about time a while. I returned to myself and realized that now the time of going back to bus stop. At the bus stop, I was waiting a bus until it came. Sometime I asked passers-by when the bus would come but anyone did not know. Forty minutes later a bus from opposite direction was coming here and I asked the driver when the bus for Formia came, he said that I was going to back here. Another forty minutes later finally the bus came.
 Next day, I went to Formia station around noon to go to Roma. A station staff said trains were stoped by trouble but you did not need to worry because we chartered buses. It took 3 hours to reach Roma. It had took one and a half hour when I came to Formia yet.

2017年4月20日木曜日

イタリア紀行 其の1 フォルミア,ガエータ Formia and Gaeta

 ローマから鈍行に揺られ一時間半ほど、8.2ユーロの切符を買ってフォルミアと言う港町に来た。ここに三泊してフォルミア、ガエータ、スペルロンガと回る予定である。
 フォルミアはローマとナポリの中ほどにあり、この辺りでは大きめの街で、それほど観光地化もされておらずイタリアの普通の片田舎の街と言った感じだ。だがそこがまた良い。日本人などまずおらず、どの店も一度入ると顔を覚えられてしまう。カフェやバールもローマよりちょっと安い感じで、結構居心地がいいところであった。宿は適当にネットで決めたが場所がわからない。近くにいた恰幅の良いおばさんに聞くと、代わりに宿に電話してくれた。ちょっと厳しい口調だったからかすぐ男がどこからかやって来たが、宿とは古くて大きな渋いアパートの3階だった。見つからなかったわけである。すっ飛んで来た彼はステファノ君といい、そこは彼とマンマがやってるかなり民泊に近いところであった。隣の写真は宿とは関係ないが、市街地にはまるでエッシャーの絵のような地中海を感じさせるアパートもある。写真を撮っていると、突然扉が開きボンジョルノと言われた。
 翌日1.1ユーロ払いバスに乗って、フォルミアから30分ほど海岸線を走りガエータと言う隣町に来た。ガエータは多少観光地のようだが、人も少なく一人でゆっくり見て回るのには良かった。スケッチなどしていると地元の人がベーッロ(お上手)と言ってくれる。立派な教会があったので入ってみたが、新しい建物の中にロマネスク風の年代物の素朴なレリーフがあちこちに嵌め込まれている。新しく教会を建てた時、古い石材を利用したのだろう。裏口から出るとそこは立派な鐘楼であった。
 昼食後、階段の多い街を上へ上へと上がって行くと、いつの間にかハイキングコースに入ってしまい、岬の小山を登った。頂上付近で追分に至り思案していると、大きな黒い犬を連れたお嬢さんがどこからともなく現れ道を教えてくれた。バス停に行く途中にいい教会があるのでスケッチしたら、と教えてもらったのが下のスケッチ。もう夕方でバスの発車が気になり速攻で描いた。速描きするトレーニングも必要である。
Formia is one and half hour south from Roma by train for 8.2eur. It is halfway between Roma and Napoli. It is a middle size city and may not be famous as a tourist spot but that is a good point of Formia. I had not seen any Japanese when I had stayed there. Bars and foods are reasonable. It is a cozy good place. When I was walking on the old town, I found interestingly carved white wall building. It seemed like a picture of Escher.
 I went to Gaeta the next day of I came to Formia. It took 30 minutes from Formia by bus for 1.1euro. Gaeta is a one of the tourist spots around this region but I had seen a few tourists when I visited there. I walked around in the old town and I found a church that was built with stones and sculptures of romanesque era and newly curved stones. The photo of above is the bell tower of it. I went up stone stairs of old town and wandered into a hiking trail of little mountain. At a fork of trail around the top of mountain, I met a girl with dog. She told me the way and recommended to sketch a church before I would get to the bus stop. The church is in the left sketch. I drew it in haste because I did not like to miss bus.  

2017年4月15日土曜日

ドイツ紀行 其の4 ケーニヒスヴィンターの名残 Farewell of Köningswinter


 ケーニヒスヴィンターの街の裏山にある廃墟修道院(Heisterbach Abby)。街を去る前日ここを訪れた。1200年ごろに起源を持つ修道院で19世紀初頭にはすでに廃墟になっていたそうだ。廃墟であることでロマンチックな良い雰囲気を醸し出していると思うが、それは昔のヨーロッパの人も同じで、19世紀にはすでに廃墟修道院として有名で、ヨーロッパ各地から見に来たり、絵を描きに来る画家がいたそうだ。こういうものは修復はせずに、現状維持のまま保存する方向に行くのだろう。
 ケーニヒスヴィンターには高級ホテルもあるようだが僕には縁がないので、比較的安い民宿のようなとこに滞在した。家族で経営されている築100年以上の趣のある建物で、ゆっくり出来、宿の方や他の宿泊者とも自然と挨拶する雰囲気であった。
 下はザワークラフトと言うキャベツ漬け物を使ったドイツの伝統料理、食事中の雰囲気も加味されていると思うが、本当に美味しく、家庭やお店ごとに味が違うとも思うが、比較的日本人の口に馴染みのある味のように思えた。そしてやはりビールは旨かった。
 この日、あろうことか愛用のフイルムカメラ、オリンパスペンSのストラップが切れる。そして石畳の上にカメラがゴツン。そのあとはもうシャッターは降りなかった。このあとイタリアに寄って帰ることにしていた。このまま帰国しても飛行機代がほぼ一緒だったからだが、残念、イタリアでは写真はスマホとなる。
I visited Heisterbach Abby the day before I left Köningswinter. It is a ruin of a monastery. It was built 800 years ago and already have been ruin since 200 years ago. However after that It become a famous ruin monastery. Many people has visited there since then. The atmosphere of the site is so romantic.
The left is the hotel I had stayed for a week. It is a family run and hundreds years old building hotel. It was very relaxed place and reasonable price.
The below is sauerkraut. I thought this traditional german food has familiar taste with Japanese foods. I wonder its taste came from fermented vegetable and I want to eat again.
This day the strap of my film camera cut off and it fell on stone pavement. The shutter had never released after that. I had a plan to visit Italy the following day. I was going to sketch more than take photos in Italy.
・・・to be continued.



2017年4月13日木曜日

ドイツ紀行 其の3 ケルンの大聖堂とボンの教会 Kölner Dom and Bonner Münster

 兄弟のように隣り合わせた二つの街ケルンとボンには、それぞれにケルン大聖堂とミュンスター教会というのがある。大聖堂と教会の違いは、大聖堂には司教がいて、教区の教会を管轄する立場にある事だそうだ。ケルン大聖堂もミュンスター教会もカトリックで、ドイツはプロテスタントが多いという印象があるが、特に西部はカトリックも多く、両者の教会が混在している。
 ボンのミュンスター教会は、さすがに知名度と大きさはケルン大聖堂に劣るものの、美しく趣のある中庭とそれを囲む回廊があり、そこに入ると現代社会から閉ざされ、まるで何世紀もタイムスリップしたような気分にさせてくれる。教会の外に出ると、そこには大きな首の石像が二つ転がっていて、最初、教会建築とミスマッチのような気がしたが、離れてみると調和してるようにも見え不思議だ。聞くとこによると、ある現代作家の作品だそうで、その昔、ボンで首を斬られた二人の殉教者を表現しているのだそうだ。
There is Kölner Dom in Köln and Bonner Münster in Bonn. Both of them are catholic.
Bonner Münster is smaller and may not famous as Kölner Dom. But It has a beautiful corridor and courtyard. I felt like I was walking on the corridor of centuries ago. As I go out of the church, I found two big stone heads. At first I thought they were 
not match with the church. However they harmonized with the church as I saw them from the distance.
 一方、ケルン大聖堂は世界的に有名なだけあって、ゴシック建築ここに極まるというべき、天にそびえるそのさまは圧巻である。現代の高層ビルの方が高いはずだが、こちらの方が高さを感じさせるから不思議だ。この大聖堂も第二次大戦でダメージを受けており、現在でも大戦前の姿に戻そうと、改修工事が進行中で、あちこち足場が据え付けられている。そのさまが残念というより、独特の近未来感を醸し出しておりなかなか面白い
 内部は高い天井と多数のステンドグラスが美しい。光の演出は窓と、そこから投じられた光が踊る床や壁で行われ、私のような異教徒でも敬虔な気持ちにさせ

てくれる。当たり前のことだが自然光だけの演出で、時間と共に刻々と変化する光の演技を、室内の明暗をうまく利用することで際立たせている。光の演出といえばライトアップの現代だが、昔の人は自然を利用し、このような美しい場を創造したのだ。

Kölner Dom is really tall and huge but I think not tall as skyscrapers. However its sky rising towers looked taller than them. It's a magic. Being restored, scaffolding was put around the cathedral that made me feel like a scene of a si-fi film.
There are many beautiful stained glasses inside. Windows were glowing and lights were dancing on the floor. People in old times made good use of time changing natural lights effectively.

2017年4月10日月曜日

ドイツ紀行 其の2 ケーニヒスヴィンターの路地 Alley of Königswinter

 ケーニッヒスヴィンターはKönigswinterと書かれるが何度聞いてもカタカナ表記は不可能な発音である。隣り合わせの二つの都市であるケルンとボンの郊外の街でケルンまで40分、ボンまで30分ほど。ケルン周辺に一週間ほどいる予定だったので 、市内に宿泊するよりケーニッヒスヴィンターが良いという勧めに従い ここに宿を求めた。ライン河沿いの小さな町で左のような木造建築が多く見られる。ヨーロッパは石造建築のイメージがあるがドイツのこの地域は木造の伝統建築が多い。おもちゃの家のようで何とも可愛らしく、基本的構造は日本建築に似ている。ヨーロッパらしい町並でありながら何か懐かしいものを感じさせられるのはそのせいかもしれない。
 ケーニッヒスヴィンターまではフランクフルトから普通乗車券(二等車?)で二時間半ほどかけて来た。ちなみに普通車でも長距離なら前日までに切符を買っておくと安くなる。
 駅から宿に向かう途中、カフェで立派なカイザル髭を生やした初老の男性と話し、僕にもわかる英語で宿の場所やら、ボンにはトラムに乗って、ケルンにはDB(ドイツのJRみたいなもの)乗って行くこと、などなど色々教えてもらった。一週間いるのでまた会えるでしょうと言って別れたが、その後その方には会えなかった。
 下のスケッチの建物は何であろう。倉庫のようにみえるが教会の鐘のようなものが屋根についている。中に神輿でも入っているのかも。その下は空き地のお花畑。ケーニッヒスヴィンターとはこんなところ。
Königswinter is a neighbor city of Köln and Bonn. It has a cosy and beautiful town by the river Rhein. There are some wooden traditional houses around down town. I think the structure has similarity with Japanese wooden traditional buildings. Somehow the traditional German style town made me feel nostalgic in spite of I am a Japanese.
On the way to the hotel from the station, I took a coffee at a cafe. A beautiful Kaiser beard man told me the way to the hotel, how to go to Bonn and Köln from Königswinter and etc about Königswinter. I told him I was going to stay Königswinter for a week and I would see you again but I could not see him again.
What kind of building is this in the left sketch? This building is narrow and long and it has a belfry on it. Is it a chapel?
Even weed flowers in a vacant lot were beautiful at Königswinter in April.

2017年4月8日土曜日

ドイツ紀行 其の1 フランクフルト Frankurt am Main


飛行機は6時ごろフランクフルト空港に着いた。日本時間では翌日の1時である。ローカル線で空港からフランクフルト中央駅に向かう。3駅15分ほどで4.8ユーロ。ドイツの鉄道は駅のホームに改札口がない。切符を買ったらそのまま電車に乗る。降りるときは電車、ホーム、エントランスそして路上である。不思議に感じつつその途中振り向くと、夕暮れ時の旅情を誘う駅舎がそこにあった。弓形の屋根の下、バニッシングポイントに向かって走って行く少女と果てのない先を見つめる男性。
A girl was running to the vanishing point and a man was staring the point under the vault of Frankfurt Hauptbahnhof at dusk. There is a difference between German station and Japanese one. There are not ticket barriers in German station. I felt strange as I walked to road from train.
朝のフランクフルトの街。7時ごろだが4月からは夏時間なので日本の6時ごろの感じ。手前の渋いドイツ風石造建築と奥の近代的高層ビルの対比が面白い。このように伝統的建築スタイルとスカイスクレーパーが混在するのがフランクフルトだが、市中は第二次大戦中の空襲でほぼ壊滅しているので、手前の渋い建物も戦後建てられたものかもしれない。
Early morning of Frankfurt am Main. Traditionally German style buildings and skyscrapers are mixed in the city that is a character of Frankfurt. And I feel that it is a similar point with Japanese cities.
フランクフルト大聖堂の塔に登る。正式には聖バトロメウス大聖堂と言う。大聖堂は空襲でかなりのダメージを受けたが何とか崩れずに残ったとのこと。塔は思いのほか高くそして階段は狭くそれも右回りが最後まで続くので目が回り疲れた。さらに塔に登るには3ユーロ必要なのだが、人は高いところに登りたがるもので多くの人が登っていた。
I climbed Frankfurt cathedral tower. It was higher than I had thought and the clockwise corkscrew staircase was so narrow that really made me dizzy. But many people paid 3 euros and climbed up the staircase as human beings has tendency to climb to high place, 


滞在日は薄曇りであったが、少し湿気を感じる空気に新緑が映えて綺麗だった。こういうただの集合住宅にヨーロッパの風情を感じるが、フランクフルトはゴミゴミしたところもあり、ちょっと湿気のある空気と相まってどことなく日本の都市と通じるものを感じる。
April is the season of fresh green in Frankfurt. Under the light cloud covered sky the leaves were freshly beautiful in the moist air.


そして次の土地を目指すべく駅へ。駅のホームでサンドイッチを頬張っていると駅員に発車ホームが変更したと言われる。発車10分前、走る。
To be continued to Königswinter.